イチジクの育て方で注意する事

夏の終わりから

秋の初めにかけて

イチジクの季節です

ご存知のように

イチジクは実(花嚢)の

中に花が沢山あります

実の中のブツブツが

花なんですね!

ブツブツが嫌いな人には

ちょっと辛いフルーツでしょう

このフルーツ

人類が栽培した最初のフルーツだろうと

言われており

1万年以上前の新石器時代の

イチジクの実が

発見されています

日本に伝来した当初は

薬樹として利用されていました

実には整腸作用があり

葉には血圧降下作用があります

ただし

葉に含まれる成分に

人の肌が

紫外線に反応しやすくする成分があるため

イチジクの葉のお茶は

太陽に当たらない

夕方から夜に飲んだ方が良いです
※個人差があります

薬から次第に実を

生で楽しむようになってくると

育てるのも容易だった為

家庭でも栽培されるようになりました

一般的な管理でもよく実をつけるのですが

少し寒さに弱いので

関東より北を目安に

路地植えは難しくなります

また

幹が柔らかく
(多分美味しいのでしょう)

とてもよく

カミキリムシの被害にあいます

幹にオガ屑の様なものがついていたら

食害され中に幼虫がいるでしょう

穴から殺虫剤を注入するか

針金などを差し込み

中の幼虫を捕殺して下さい

定期的にスミチオン乳剤を撒くなどすると

カミキリムシは寄り付きませんが

殺虫剤の多用は出来れば

避けたいものです

弱っている個体に

カミキリムシの被害が出やすいので

枝が込み合ったりして

風通しの悪い状態を

剪定して改善する

生育環境を見直し
(水はけ、日当たり)

根本から対処した方が

良いと思われます

秋の味スダチのお手入れ方法

スダチの学名は Citrus sudachi

   カボスは Citrus sphaerocarpa

この2つ混同している人も多いそうです

スダチが大きくなったらカボスになる

と勘違いしている人もいるとか??

学術的にも違う品種なんですが

大きさが全く違います

みかんくらいの大きさがカボス

直径3センチほどの物がスダチ

当然、小さい方が可愛らしく見えます

お鍋の薬味、魚の付け合わせなど

ちょこんとお皿に乗る姿は絵になります

今日は鳥つくねの串焼きに

お供してもらいました

串が焦げましたが・・・

このスダチ

血糖値を下げる効果があるようで

ラットの実験では

1年間スダチを与えた

糖尿病ラットの症状が改善したようです

そんなスダチ

苗を買ってくると

家庭で簡単に育てられます

接ぎ木をしてあるので

植えてすぐに実も着けます

2月~3月の間に

なるべく全体に日が当たるよう選定し

徒長している枝も取る

施肥は

3月上旬、6月上旬

9月中旬、11月上旬に

それぞれ与え

(ホームセンターの柑橘の肥料で良いでしょう)

後はアゲハチョウに注意ですが

そのうちアゲハチョウの天敵が

沢山やって来るので

心配しなくても大丈夫です

植えるのには

12月~3月が適しているので

これから準備すると丁度良いでしょう

スベリヒユのおひたし

園芸店にポーチュラカという

お花が売っています

別名ハナスベリヒユ

その近縁種になるのが

このスベリヒユ

日本に自生している植物です

そのため

お庭や畑にもよく生えてきます

ノラ・ガーデンでは

一年目によく生えてきました

それから3年ほど

姿を見なかったのですが

最近はすっかり常連です

実は自然栽培などでは

土のステージ

と言う言葉を使うのですが

要するに栄養豊富で

植物が生育しやすい

土の指標です

数字が上がるほど

良い状態となるのですが

スベリヒユは

1番上のステージ

どんな野菜でも

育つ土に生えてくる草です

その為か

野菜と同じように

美味しく食べられます

もうじき花が咲きそうでしたが

今日の晩御飯に

摘んで帰りました

お湯でさっと湯がいて

お醤油で和えただけですが

くせも無く美味しい植物です

もしお庭やプランターで見かけたら

引きむしって捨ててしまわず

ぜひ食べてあげて下さい