そしてこの旅の目的の三つめガウディーの作品を見るためバルセロナにやってきた!なぜガウディーに興味を持ったか?サントリのテレビCMだ1982年の放送らしいが興味のある方はこちらでどうぞ
30年以上前のCMなのだがこうしてインターネットが出来たおかげで今でも見る事が出来る、当時は全く想像もつかないことだった。だからあと30年も生きたら一体世の中どんなに素晴らしくなっているのだろうとおもってしまう。そういえば!第二名神の工事も地上から見ているとすごっくて天空を橋とトンネルで駆け抜ける道路という感じで、しかも端の部分だけがニョキニョキと両サイドからのびてつながっていく!ボクが土木業に関わりだした頃には想像もできない様子だ。少し話が横道にそれたが、人生の旅こそ本当にミラクルの連続なんだな!最近つくづく思う。
ガウディーの作品や生涯についての説明は他の人に任せて、ボクは今、造園業をやっている人間の視点を交えながら少し紹介してみたい。
彼の作品で目を引くのはトカゲなど美しくない事はないが嫌いな人も多い動物をモチーフとして使っていること、それに日本では見たこともないようなモザイク、サグラダファミリアの正面マリア像が抱く幼子キリストは(本当かどうかは知りませんが)実物からかたどったという説もある。こういったものがなぜか安心感を与えてくれたのだ。そして製作期間も当時はあと数百年かかるなどと言われていたのだが、それでも作り続けるその価値観にも驚いた。基礎を築き一歩ずつ未来へ託していく、目先の価値観では図ることの出来ないものを造っているといったら良いのかな、だからこそバルセロナのランドマークにもなり民族のアイデンティティーになっていってるのかもしれない。日本にもそういう特別な公園はあるがやはりそういう建造物は歴史的な価値をもっているものだ。
一緒にバルセロナ観光をした人と最後に話していたのだが「サグラダファミリアは母親の子宮の様な感じがする」と当時のボクでも特別な場所で未来の歴史を生み出しているように感じたのだろう。