特別、見たかったガウディーを満喫した後
スペインを後に一路ポルトガル行きの列車に乗った僕たちを
向かい受けた(というよりは僕らが乗っている8人用コンパーチメント
に彼女たちがやってきた)旅回りをしているダンサーチームのメンバーたち
60歳くらいの人ママ(リーダー)を筆頭に50代、30代(一番若い子は
10代だろうとても魅力的で可愛らしかった。)総勢6人の女性が僕たちの
旅の道ずれとなったのだ。
最初は少し緊張したがこちらから挨拶すると、とても人懐っこい彼女たちは
すぐに打ち解けて(?)楽しいパーティーとなった。
似顔絵を描いてあげたりボクのウォークマンを聞かせてあげたり
あんまり楽しそうだったので国境警備のポリス2人もいつの間にか加わり
列車はポルトガルに向かっていったのだった
多分彼女たちは今でいうロマの人達だろう。当時はジプシーと言ったいたが
現在は差別的な表現という事でロマというらしい、(ジプシーキングスという
バンドもあるしなー、そう言えばローリングストーンズなんかも
同じ意味では?とちょっと思ったりもする)こうやって楽しく仕事品がら
各地でダンスを踊る生活もあるんだな。
ウォークマンと本
今はスマホとかタブレットなど持ち歩ける娯楽が沢山あるけれど
あの頃、普通の人の旅のお供は本かウォークマンぐらいだった
カセットテープ(若い人は見たことないというのも珍しくないだろうが)
にはサザンオールスターズを入れていた。だから今でも
サザンオールスターズの曲を聴くと、結構当時の事を思い出すのだ
今は当時の順路なども写真を見ながら思い出すのが精いっぱいなのに
音楽と記憶が結びつくとこんなに強固な思い出になるという事だな。
本は「竜馬がゆく」司馬遼太郎著の最終巻だけを持って行って
何度も何度も読み返していた。そしてある考えが頭をよぎったのだ
東京から大阪まで歩いたらどうだろう、
どんな感じがするんだろう
竜馬は京都、江戸を何度も往復している
当時はこれが普通だったのか。
やっぱり自分もこれをやってみよう!!
そう、ボクの中ではヨーロッパで冒険中に
すでに次の冒険プランが出来上がりつつあったのです。